5.「自己分析(業務の棚卸)」を行う

転職活動の軸が決まったら、自己分析(業務の棚卸)をしましょう。

 

自己分析では「やりたいこと」ではなく「できること」を考えます。
自分のやってきた業務は何か?何のためにやっているのか?何にどう取り組んだのか?結果はどうだったのか?という視点で、これまでの経歴・業務内容・能力を棚卸しましょう。
この自己分析は、次のステップである「情報収集」と並行して行うと効果的です。
なぜなら、自己分析は「応募したい企業で発揮できる能力を考えること」だからです。

 

業務の棚卸をする際におすすめなのが「STARフレームワーク」
採用担当者が面接の際に使用するフレームワークとしても知られています。
「STAR」とは、「状況(Situation)」「課題(Task)」「行動(Action)」「結果(Result)」の頭文字で、この流れに沿って構成すると分かりやすくまとめることができます。

 

STARフレームワークを活用した業務の棚卸
  1.  一番アピールしたいと思う経験職種名を書く
  2.  ①の職種名を業務単位で分解
  3.  業務内容から1つピックアップして、STARに沿ったエピソードを考える
  4. 状況(Situation)を書きだす
  5. 課題(Task)を書きだす
  6.  課題に対して行った行動(Action)を書きだす
  7. 結果(Result)がどうなったのかを書きだす

 

STARフレームの活用例:

  1. お土産物店での接客販売
  2. 接客、在庫管理、販売促進、バイトの管理など
  3. 接客
  4. 海外からのお客様も多いお土産物店での接客販売を担当していた
  5. 外国人のお客様から商品の説明を求められても、うまく伝えられないという課題があった
  6. 商品の特徴を英語で説明できるように、簡単なフレーズをまとめた「接客ノート」を作成し、スタッフ間で共有した
  7. 外国人のお客様とのコミュニケーションが円滑になり、売り上げが15%向上。リピーターのお客様も増えた

 

このように、具体的な行動と結果をセットで語ることで、あなたの強みが採用担当者に伝わりやすくなります。

ぜひSTARフレームを活用して、あなたの経験を「観光業界で活かせる強み」に変換してみましょう。

もしSTARに当てはまらないエピソードしかない場合は、日頃から「STAR」を意識して仕事に取り組んでみてください。

 

「自己分析(業務の棚卸)」を進めつつ、次のステップ「情報収集」も並行して進めましょう。

 

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