近江の未来を創るDMO「近江ツーリズムボード」


 

 

「観光まちづくり・DMO特集」第1回目の今回は、滋賀県の琵琶湖の東側、彦根城を中心とする湖東地域の観光地域づくりを担う「一般社団法人 近江ツーリズムボード」の小島さんにお話を伺いました。

 

近江ツーリズムボードとは?

 

 

近江ツーリズムボードは、滋賀県湖東地域の3市4町(米原市・彦根市・近江八幡市・多賀町・甲良町・豊郷町・愛荘町)の経済・文化を「観光」によって活性化させることを目的に、産官学民と連携し、世界中から一度は行ってみたいと思える観光地域づくりを行うDMO法人です。

 

 

 

 

近江ツーリズムボードの最大の特徴は、民間からスタートした組織であること。

日本版DMOのほとんどは、行政が主体になってつくったDMOか、地域の観光協会をDMOへ移行するかたちで申請登録が成されており、近江ツーリズムボードのように民間の経済団体が観光行政以外の方々と共にDMOとして地域創生に取り組むところはほとんどありません。

 

 

 

また、会員である約130社は、観光産業の事業所だけではなく、それ以外の多様な企業が参加しています。

そのネットワークの広さやそれぞれの知見を活かしたスピード感のある取り組みを通して、いわゆる観光産業だけではなく「地域全体で潤う」仕組み作りを行っています。

 

近江ツーリズムボードの取り組み

 

近江ツーリズムボードでは「地域の魅力づくり」「誘客・集客の促進」「受入体制づくり」の3つの事業を軸に、様々な取り組みを行っています。今回はその中から2つの取り組みについて詳しくお伺いしました。

彦根城アプリの制作

 

 

湖東地域のメインの観光地でもある「彦根城」ですが、外国人の専門家の方に視察していただいた際、以下のようなご指摘がありました。

 

 

・城内には英語の解説文もあるが、日本語をそのまま直訳しただけである。いきなり「井伊直政」から説明が始まっていることなど、日本の歴史を知らない外国人にとっては分かりづらい。

 

・天守前などに置いてあるプラスチック製の緑色のコーンや、日本人に人気のひこにゃんのパネルなどが、せっかくの歴史的な景観を損ねている。

 

 

そこで、アフターコロナを見据えた受け入れ体制整備の一環として、文化庁「令和二年度文化財多言語解説整備事業」を活用し、彦根城の魅力を外国人 に楽しくわかりやすく解説するためのアプリを制作することになりました。

 

 

 

 

お城好きの外国人タレントとしても知られる、近江観光大使のクリス・グレンさんに企画監修に入ってもらい、外国人目線を取り入れた動画撮影などを進め、2021年4月8日に「体感 国宝彦根城」をプレスリリースしました。

 

 

アプリでは、彦根城の内部を紹介する10種類の動画や、城攻めが体験できるゲーム、井伊直政公の兜をかぶれるARなどを楽しむことができます。

日本語・英語・中国語(繁体字・簡体字)に対応しているほか、予備知識が無くても誰にでも彦根城の魅力や歴史的背景が理解できるような工夫をしています。

 

 

 

 

城攻めのゲームは城内のみでの体験となりますが、動画や解説文などはアプリをダウンロードすればどこでも見ることができるので、旅行が気軽にできないコロナ禍でも、タビマエの体験ツールとして期待しています。

 

日本人や地元の方でも意外と知らない城の魅力を再発見できると思いますので、ぜひ一度ダウンロードして楽しんでみていただけたらと思います!

 

 

▼App Storeからのダウンロードはこちら

https://apple.co/3sne8Fz

 

▼Google Playからのダウンロードはこちら

https://bit.ly/2PyVdZI

 

 

▼面白さも国宝級!? 彦根城攻め体感アプリが登場/滋賀(BBC びわ湖放送)
https://news.yahoo.co.jp/articles/2d10aeb97f11899015213bf3069dd6d2406ed960

近江食材を楽しむサイクリングツアーの企画

 

 

「美味しいものがある街にひとは集まる」をコンセプトに、近江ツーリズムボードでは「近江美食都市プロジェクト」を推進しています。

 

その一環として昨年、地元でとれる旬の味覚を楽しみながら観光スポットをレンタサイクルでめぐる「近江食材収穫体験と青空レストラン『そのばkitchen』を楽しむサイクリングツアー」のモニターツアーを実施しました。

 

 

 

 

琵琶湖や周辺の山々からの豊かな水によって育てられた滋賀県湖東地域の食材。それらを収穫した畑で「そのば」で調理して、「そのば」で食べる。それが「そのばkitchen」です。

 

畑までは自転車で向かい、参加者自らが食材を収穫。調理は地元の有名レストランのシェフが担当。究極の地産地消を、大自然の中で体験するという、五感全てを使って楽しむツアーを企画しました。

 

 

 

 

今回は、コロナ禍ということもありモニターツアーという形での実施になりましたが、今後も定期的な開催に向けてブラッシュアップしていきたいと思います。2021年も秋ごろに開催を予定しています。

 

 

▼その他の企画の体験のレポートはこちら

https://visit-omi.com/jp/activities/

 

小島さんからのメッセージ

近江商人の教えで「三方よし」がありますが、観光客、事業者、そして地元住民に愛される地域づくりを第一に考え取り組んでいます!

コロナ禍ですが、まずは体感国宝彦根城アプリの動画で予習をしてから、実際に体感しにきてください。

DATA

一般社団法人 近江ツーリズムボード(おうみツーリズムボード)

滋賀県彦根市中央町3-8 彦根商工会議所3階

 

▼WEBサイト

https://oh-mi.org/

 

▼観光情報サイト「VISIT OMI」

https://visit-omi.com/jp/(日本語サイト)

https://visit-omi.com/(英語サイト)

 

 

 

 

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