いつも「やまとごころキャリア スタッフブログ」をご覧いただきありがとうございます。
やまとごころキャリアのスタッフで、当ブログの担当でもある私村山が、11月20日~3泊4日で「信州いいやま観光局」が主催する「長野県・飯山市ワーケーションモニターツアー」に参加いたしました。
今回の記事では、滞在中のレポートをお伝えしたいと思います!
ワーケーションに興味がある方、
ワーケーション制度の導入を検討されている企業の方、
ワーケーションプランを検討中の観光事業者の方、
ぜひ、本記事を参考にしていただけますと幸いです。
モニターツアー参加のきっかけ
今回ワーケーションモニターに参加させていただくことになったきっかけは、今年7月に当ブログに投稿した記事「地域観光の「拠点」【信州いいやま観光局】」です。
取材をさせていただく中で、自然豊かで東京からも行きやすい立地ということで、ぜひ訪れてみたいと思っていたところ、ワーケーションモニターツアーの募集があったため、参加させていただきました。
モニターツアーは3泊4日のプランで、宿泊費は無料、交通費は1万円補助があり、1回の食事とアクティビティ体験がプランに含まれています。
今回私は、実家の三重県に住む家族(父/母/姉)と一緒に参加することにしました。
飯山市とは?
飯山市は長野県の最北部にある人口2万人の市で、日本有数の豪雪地帯です。また、童謡「ふるさと」や「朧月夜」の舞台でもあり、現在も日本の原風景が広がっていることから「日本のふるさと」とも呼ばれています。2015年には北陸新幹線「飯山駅」が開業し、東京から約1時間40分でアクセス可能となりました。
滞在1日目
13:00 飯山駅で家族と合流
13:30 「ワれもこウ」でランチ
14:00 観光案内所でオリエンテーション
14:30 スーパー「ツルヤ」で買い物
16:00 「なべくら高原・森の家」にチェックイン
17:00 「神戸(ごうど)の大イチョウ」のライトアップを見学
18:00 夕食は「ペンティクトン」で焼きカレー
私は新幹線、三重県から訪問の家族は車で、それぞれ飯山駅に向かいました。東京駅から飯山駅までは北陸新幹線で約1時間40分。あっという間に到着です。
家族と合流し、駅周辺のレストラン「ワれもこウ」さんでランチ。肉汁たっぷりの和風ハンバーグ定食はとても美味しかったです。
腹ごしらえをした後は駅に戻り、観光案内所でオリエンテーションを受けました。オススメスポットや飲食店、宿泊施設までの道順など、様々な情報をご提供いただきました。
まずは宿泊場所に向かう前に、駅前のスーパー「ツルヤ」で買い出し。品揃えが豊富で、見ているだけで楽しいご当地スーパーでした。
今回宿泊する「なべくら高原・森の家」までは、車で約30分の道のりです。車窓から見える山里の情景は、まさに日本のふるさとと呼ぶにふさわしい、美しい風景でした。
「なべくら高原・森の家」は、飯山市の最北部なべくら高原にある自然体験型宿泊施設で、10棟のコンドミニアム型のコテージとフロントやラウンジ機能のあるセンターハウスからなります。コテージは最大6名が泊まれるだけあって広々していて、キッチには家電や調理器具、食器などが完備されており、まるで別荘にいるかのような快適な環境です。
コテージで少し休憩した後、年に2日のライトアップの日が重なった「神戸(ごうど)の大イチョウ」の見学に向かいました。畑の中にそびえたつ大イチョウは、予想以上の大迫力で見に行って正解でした!
1日目の夕食には、観光案内所でオススメしていただいた、戸狩温泉エリアにある「ペンティクトン」さんの焼きカレーをいただきました。スパイシーで癖になる焼きカレーは絶品でした!
滞在2日目
9:30 「森の家 散策ツアー(2時間)」に参加
13:00 「cafe里わ」でランチ
14:00 「道の駅 千曲川」で買い物
15:00 コテージでひと休み
17:00 「いいやま湯滝温泉」で入浴
18:00 「いいやま湯滝温泉」で夕食
2日目は、朝から「森の家 散策ツアー(2時間)」に参加しました!ガイドさんにご案内いただきながら「森の家」の遊歩道を散策。ブナやユキツバキなど里山の植物の解説はもちろん、木の実探しや葉っぱクイズ、クロモジ茶でティータイム、極寒の川に入ってみる(笑)など、童心に帰って楽しむことができました。運動不足の私たちでもついていける程度の軽い散策だったので助かりました。
散策ツアー終了後は「道の駅 千曲川」に向かいました。運動してお腹が空いたので、まずは併設の「cafe里わ」でランチ。名産の「みゆきポーク」を使ったローストポーク定食をいただきました。地物のお米や野菜も使われており、地元グルメを満喫しました。
「道の駅 千曲川」では、この時期の風物詩である「野沢菜」の販売が行われていました。立派な野沢菜が所狭しと並ぶ様子は圧巻でした。ここでは、お土産とりんごなどを購入しましたが、りんごは信じられないくらい甘くて感動しました!
コテージに戻ってひと休みした後、送迎付きで「いいやま湯滝温泉」に向かいました。「いいやま湯滝温泉」は日帰り温泉施設で、館内で食事も楽しむことができます。
まずは温泉で身体をリフレッシュさせ、その後夕食タイムとなりました。
地元の山菜などを使った小鉢料理に始まり、大皿に盛られた焼き物、煮物、カルパッチョ、焼き魚などが続きます。ここまでですでにお腹いっぱいでしたが、揚げ物、名物の笹ずし、汁物も登場し、最終的にはなんと40種類近くの料理を堪能しました!まるで、田舎のおばあちゃんちでもてなされているような気分でした。写真を見ているだけでもお腹いっぱいになりますね。
滞在3日目
3日目は、家族と別行動で終日テレワークを行いました。
基本はコテージ内にてPC作業を行い、打ち合わせ等でセンターハウスのラウンジを利用させていただきました。
Wi-Fi環境は全く問題が無くPCはサクサク動きました。ただ、森の中なので携帯電話の電波環境はあまり良くないので、電話をたくさんかける仕事には向いていないかもしれません。
静かで広々としたコテージで、窓の外の景色に癒されながらの仕事はとても捗りました。
滞在4日目
9:00 「森の家」の遊歩道を散歩
9:30 チェックアウト
11:00 小布施の「北斎館」を訪問
12:00 小布施散策&そばランチ
15:00 長野駅から新幹線に乗車
最終日は朝から良いお天気だったため、チェックアウト前に「森の家」周辺をお散歩。整備された遊歩道は、一人でも気軽に楽しむことができるためちょっとした散歩にもオススメです!
「森の家」をチェックアウトした後は、車で小布施(おぶせ)に向かいました。小布施は江戸時代に交通・経済の要所として栄えた町で、現在も「栗と北斎と花のまち」として親しまれています。
小布施の見所はやはり「北斎館」。かの有名な葛飾北斎が80代の頃に小布施で過ごしていたことが知られています。北斎は浮世絵師として有名ですが、北斎館には小布施で書かれた掛け軸、屏風、肉筆画などが展示されています。
「北斎館」を出た後は、小布施の町を散策しつつ、蕎麦屋さんでひと休み。信州のお蕎麦はやはり絶品ですね。名物の栗を使ったスイーツもお土産に購入しました。
帰りは長野駅で家族と別れ、新幹線に乗車。これで3泊4日のワーケーションツアーは終了です。
ワーケーションの感想
今回ワーケーションモニターに参加させていただきましたが、大満足の3泊4日となりました。
やはり一番の魅力は自然ですね。私たちはアウトドア派ではないのですが、「森の家」にいるだけで日々のストレスから解放される感じがして、とても癒されました。
ワークは1日だけでしたが、Wi-Fi環境も問題なく、静かな空間で集中して仕事をすることができました。
コテージ内のキッチン設備が充実していたため、自分たちで調理をしても良かったのですが、地元のレストランがどこも美味しかったので、ぜひ行かれる方は地元のレストランも利用してみていただければと思います。
また「森の家」のスタッフの方を中心に、地域で働く方がとても親切で素晴らしい接客をされていたのが、とても印象に残りました。おもてなししていただき、ありがとうございました!
一方で課題と感じた点は以下の通りです。
課題
・車が無いと移動が厳しい
今回は家族に運転をお願いしましたが、私自身はペーパードライバーなので、一人で行くと移動が厳しいと思います。飯山駅周辺は徒歩でも十分移動可能でスーパーなども充実しているのですが、「森の家」の近くにはコンビニもないため、車は必須です。
・冬場の豪雪
今回はギリギリ降雪の時期は避けられたのですが、冬場になると雪が3~4mも積もる土地だと聞きました。そのため、車があっても雪道運転に慣れていないと移動は厳しいのではないかと思います。
・虫が出る
時期的なものだと思いますが、コテージ内に何度か虫が入りこむことがありました。苦手な方は確認してから行かれた方がよいかなと思います。
・個室などの整備
コテージ内には個室がないため、家族などで訪れた場合は、オンラインミーティングなどができる個室スペースがあるとよいかなと思いました。センターハウスで空いているスペースなどがあれば、ワーク用に開放しておいてもらえると使いやすいかもしれません。
このように課題と感じることは多少ありましたが、とても快適に過ごさせていただきました。
いいやま観光局の皆さま、モニターツアーに参加させていただき、ありがとうございました!
ぜひ、皆さまも飯山にワーケーションに訪れてみてはいかがでしょうか。
DATA
飯山市(いいやまし)
▼信州いいやま観光局
https://www.iiyama-ouendan.net/
▼なべくら高原・森の家
▼道の駅 千曲川
▼いいやま湯滝温泉
▼信州いいやま観光局の取組はこちら
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